<絵図と地形>
図中央に道路(甲州街道)と河川(宮川)を描く。図右端を上川(茅野川)が流下する。宮川は、図上部の山体の麓を左から右へ流下する。左岸の山体からは、図左端で1筋の沢、図中央の勝山から短い1沢、図右端の安国寺村境から1沢(南之なる沢)の3河川が流出する。宮川右岸は、街道より下側に八ヶ岳火山台地を描く。八ヶ岳山麓の台地面から宮川に向け開析谷が4本発達する。左岸の山体には、御林・金山権現・御分杭所・勝山・梨木・居村御林・平石・山神・七御社宮神・亀石明神他が記される。
集落は、宮川左岸の山体基部に金沢・大池新田八間・西茅野村家数四十五間が記される。
甲州街道沿いに茅野村家数九十二間・竹原新田・舟久保新田家数5間・酒室新田と、八ヶ岳山麓部に二久保新田家数八間の記載がある。
八ヶ岳火山台地の開析谷と大池の金沢峠の麓に新田が拓かれている。
〔家数・石高〕
茅野村 家数 九拾弐軒
西茅野村 家数 四拾五軒
坂室新田 家数 三拾軒
御城より弐里弐拾壱町弐拾五間五尺 家前迄󠄀
元高 八石九斗壱升五合
高 六拾七石弐斗三升九合壱勺
物成 拾五石六斗壱升六合五勺三才
内 拾石弐斗七升五合五勺七才 大豆
船久保新田 家数 五軒
御城より弐里弐拾三町四拾九間五尺
元高 弐拾三石三斗弐升九合
高 拾四石四升弐合
物成 三石弐斗壱升弐合八勺壱才 大豆
二久保新田 家数 八軒
高 弐拾八石三斗壱升六合
物成 五石九斗壱升三合八勺六才 大豆
<地質>
宮川左岸に位置する西茅野集落の上流部から下流部にかけて実施された西茅野土地区画整理区域内地質調査データである。
〔ボーリング柱状図〕
<区画整理上流部・西山山体基部地点>
西茅野の低平地が西山山体に接する地域である。
表土シルト下に緩い玉石まじり土砂・粘性土質礫を挟む。GL-4.60mからGL-10.60mの間に密に締った粘性土まじり玉石砂礫・玉石まじり砂礫を挟む。再び粘土・シルトの細粒土層となりGL-13.58mから玉石・転石の密な土層に移行する。
<区画整理前下流部・宮川氾濫原地点>
地表面の人工土層の下位に旧耕作土があり、下位の氾濫原砂礫層に接する。
孔内水位GL-3.33mを記録した。
地盤は、礫質主体で安定している。